うちの庭は大丈夫?プロが教える外構の防犯対策4選。加東市・三木市で今日からできること  

こんにちは。

兵庫県加東市で、地域の皆様のお庭づくりをお手伝いしている庭楽館です。


のどかで暮らしやすい私たちの街ですが、最近は少し物騒なニュースを耳にすることもありますよね。

「うちは田舎だから、鍵をかけなくても大丈夫よ」なんていうのは、もしかしたら少し昔の話しかもしれません。日中は働きに出ていて家が留守になりがちだったり、昔に比べてご近所付き合いが少なくなっていたり。夜になれば、街灯も少なく、人通りもまばらで、お家の周りが真っ暗になる、という場所も少なくないのではないでしょうか。


実は、そうした静かな環境が、空き巣などの犯罪者にとっては好都合な場合もある、ということをご存知でしたか?


警察の方のお話によると、泥棒が家に侵入するのをためらう一番の理由は、誰かに見られたり、気づかれたりすること、なのだそうです。つまり、彼らが最も嫌うのは「音」と「光」、そして「人の視線」。

この3つを、お家の外回り、つまり外構で上手に作ってあげることが、とても効果的な防犯対策になるんです。


「防犯対策」というと、なんだか物々しくて、特別な工事が必要なように感じられるかもしれません。でも、そんなことはないんですよ。例えば、お庭に敷く砂利の種類を少し変えてみたり、植木の剪定の仕方を工夫してみたり。そんな、普段のお庭づくりの延長線上にあるような、ちょっとした工夫で、お家の安全はぐっと高めることができるんです。


今回は、加東市や三木市など、この地域で安心して暮らしたいと願う皆様へ、私たち外構のプロが実践している、今日からできる防犯対策の具体的なポイントを、たっぷりとご紹介させていただきます。


空き巣が侵入を諦めるお庭の4つのポイント


泥棒の心理になって考えてみると、どんな家が狙いにくくて、どんな家が入りやすいのか、そのヒントが見えてきます。彼らが嫌がるポイントは、大きく分けて4つ。この4つのポイントを、ご自宅のお庭で実践できているか、ぜひチェックしてみてください。


ポイント1「音」で気づかせる、威嚇する

静まり返った夜、ジャリッ、ジャリッ、と大きな足音が響いたら、誰でもドキッとしますよね。泥棒も同じです。自分の存在を周りに知らせてしまうような大きな音は、何よりも避けたいもの。そこで効果的なのが、踏むと大きな音が鳴る「防犯砂利」です。


この防犯砂利、実は色々な種類があるんですよ。ガラスをリサイクルして作られたものは、石同士がこすれる時の音がとても大きく、高い防犯効果が期待できます。見た目も白くてきれいなので、お庭が明るくなるというメリットもあります。他にも、天然石を砕いたものなど、色や形も様々で、お家の雰囲気に合わせて選ぶことができます。


よくお客様から「自分で敷いてもいいの?」とご質問をいただきますが、もちろんDIYでも可能です。ただ、一つだけプロとしてのアドバイスをさせていただくとすれば、砂利を敷く前には、必ず下に「防草シート」を敷いてくださいね。これをしないと、せっかく砂利を敷いても、隙間から雑草が生えてきてしまいます。雑草がクッションになってしまうと、砂利を踏んだ時の音が半減してしまうんです。長く効果を保つためにも、この一手間がとても大切なんですよ。


ポイント2「光」で照らし、姿を隠させない

泥棒は、暗闇に紛れて行動します。つまり、光でパッと照らされることは、顔を見られたり、姿を特定されたりするリスクに直結するため、非常に嫌がります。そこで活躍するのが、人の動きを感知して自動で点灯する「センサーライト」です。


玄関や勝手口はもちろんですが、泥棒が侵入経路として狙いやすい大きな窓の周りや、お庭の隅、駐車スペースの奥といった、死角になりやすい場所に設置するのが効果的です。最近では、電気工事が不要なソーラー式のものや、手軽な乾電池式のものもたくさん販売されていますので、思ったよりも簡単に取り入れることができますよ。


ただ、設置する際には、ご近所への配慮も忘れないようにしたいですね。ライトの光が、お隣さんの寝室を直接照らしてしまう、といったことがないように、角度をしっかりと調整することが大切です。どの場所に、どの向きで、どんな種類のライトをつければ一番効果的なのか、もし迷われたら、私たちのような専門家にご相談いただくのが一番の近道です。


ポイント3「視線」で見通し、隠れる場所をなくす

これが、私たち外構のプロが最も重要だと考えているポイントかもしれません。よく、「防犯のためには、高い塀で家をぐるっと囲って、中が見えないようにするのが一番」と考えていらっしゃる方がいます。お気持ちはとてもよく分かるのですが、実は、これは大きな誤解なんです。

想像してみてください。泥棒が一度、その高い塀を乗り越えて敷地の中に入ってしまったらどうなるでしょう。その高い塀は、外を歩く人や車からの視線を完全にシャットアウトしてくれます。つまり、泥棒にとっては、誰にも見られることなく、安心して窓を破ったり、鍵を開けたりできる、絶好の隠れ蓑になってしまうのです。


防犯上、理想的なお庭というのは、実はその逆。外から見て、敷地の中がある程度見通せる、開放的なお庭です。もちろん、プライバシーは守りたいですから、丸見えにする必要はありません。例えば、隙間の大きいアルミ製のフェンスや、風通しの良い縦格子のフェンスなどを選ぶことで、外からの視線を適度に遮りつつ、誰かが隠れていられるような死角を作らない、というバランスが大切になります。


また、お庭の植木も同じです。きれいに剪定されて、手入れが行き届いているお庭は、住んでいる方の防犯意識の高さを感じさせ、泥棒に「この家は手強そうだ」と思わせる効果があるんですよ。


ポイント4「時間」をかけさせ、侵入を諦めさせる


あるデータによると、空き巣は、家に侵入するまでに5分以上かかると、約7割が諦めて別の家を探す、と言われています。逆に言えば、いかに侵入までに時間をかけさせるか、が防犯の鍵になるということです。


そのためにまずチェックしていただきたいのが、泥棒の「足場」になるようなものが、お家の周りに置かれていないか、という点です。例えば、2階の窓のすぐ下に置いてある物置や、エアコンの室外機、壁際に立てかけてあるハシゴなどは、格好の足場になってしまいます。物置は窓から離れた場所に移動する、室外機の上には人が乗れないように忍び返しのようなものを取り付ける、といった対策が有効です。


また、門扉の鍵をしっかりかける、といった基本的なことも、侵入に手間取らせるためには重要です。簡単な作りの門扉であれば、ピッキングに強い鍵に交換する、といったリフォームも、比較的安価でできる防犯対策の一つです。


防犯対策、実際にいくらくらいでできるの?

ここまで色々な対策をご紹介してきましたが、やはり気になるのは費用ですよね。これも、対策の内容によって様々ですが、実は意外と手軽に始められるものも多いんです。


例えば、一番始めやすい「防犯砂利」ですが、お庭の一角、約10平米(畳6畳分くらい)の範囲に、防草シートを敷いて砂利を敷き詰める工事ですと、だいたい5万円から8万円くらいが目安になります。

「センサーライト」は、ソーラー式の製品であれば数千円から購入できます。もし、安定した電源が必要で、電気工事士による配線工事を行う場合でも、ライト本体の価格にプラスして、2万円から3万円程度の工事費で設置できることが多いです。

「フェンス」の交換となると、少し費用はかかってきます。既存のブロック塀を解体して、新しく見通しの良いメッシュフェンスを10メートル設置する場合、だいたい20万円から30万円くらいが相場になるでしょうか。

もちろん、これらはすべて大まかな目安です。お家の状況によって費用は変わってきますので、正確な金額は、必ず業者さんに見積もりを取って確認してくださいね。


まとめ:お家の安心は、お庭から。まずは無料の防犯診断をご利用ください


今回は、お庭でできる防犯対策について、詳しくお話しさせていただきました。

「防犯対策は、やりすぎかな、と思うくらいが、実はちょうどいい」と、よく言われます。何も起こらないのが一番ですが、「うちは対策をしているから大丈夫」という安心感は、日々の暮らしに大きなゆとりをもたらしてくれます。


「うちのお庭、防犯の面から見るとどうなんだろう?」

「何から手をつければいいか、専門家のアドバイスが欲しいな」


もし、そう思われたら、ぜひ一度、私たち庭楽館にご相談ください。

庭楽館では、お客様のお庭をプロの視点から拝見し、どこに危険が潜んでいるか、どんな対策が有効かをアドバイスさせていただく「無料お庭の防犯診断」を行っております。


お電話いただければ、まずはご都合のよい日時をお伺いし、私たちが直接お宅へ伺います。お庭を一緒に歩きながら、状況を確認し、お客様のご予算やご希望に合わせた最適なプランをご提案させていただきます。もちろん、診断したからといって、無理な営業をすることは一切ありませんので、どうぞご安心ください。


大切なご家族と、かけがえのない暮らしを守るため、お庭のプロとして、私たちが精一杯お手伝いさせていただきます。

お電話一本、心よりお待ちしております。