庭木で目隠しするならコレ!NGな木&おすすめの木をプロが厳選

【庭を彩る目隠しの木選び】長く快適に過ごせる庭をつくるために


「おしゃれな庭にしたいけど、通りからの視線が気になる」「隣家との距離が近くて、もう少しプライベートな空間が欲しい」——そんなときに役立つのが、目隠しになる庭木です。


フェンスや塀を設置する方法もありますが、緑の葉がそよぐ庭は、それだけで心地よい空間になります。とはいえ、「目隠しにおすすめ」と言われている木でも、実際に植えてみると「思っていたのと違う……」ということも。


庭木は、一度植えたら長く付き合うものだからこそ、慎重に選びたいですよね。今回は、庭楽館が本当におすすめできる目隠しの木を、選び方のポイントとともにご紹介します。




■ 目隠しの木選びで失敗しないために

庭木を選ぶときに、まず押さえておきたいのが「成長スピード」と「葉の密度」。


成長が早すぎると、こまめな剪定が必要になったり、思った以上に大きくなりすぎたりすることがあります。一方で、成長が遅すぎると、目隠しとしての役割を果たすまでに時間がかかることも。


また、目隠し効果を期待して植えたのに、下の方の葉が少なくなり、スカスカになってしまうこともあります。そのため、最初の樹形だけでなく、成長後の姿も考えて選ぶことが大切です。


庭楽館では、目隠しとしての効果が長続きするよう、常緑樹で成長がゆっくりな木をおすすめしています。



■ 目隠しの木として庭楽館がおすすめする樹種


では、具体的にどんな木が目隠しに適しているのでしょうか?

ソヨゴ



優雅な樹形で、和風・洋風どちらの庭にもなじみやすい木です。成長がゆっくりで、剪定の手間が少ないのも魅力。 風が吹くと葉が「そよそよ」と揺れることから名前が付いた木で、風にそよぐ姿が涼しげな印象を与えます。

◇ 常緑ヤボウシ 

 自然樹形でも美しくまとまり、剪定の手間が少なく済みます。根の張り方がコンパクトで

 狭い庭や住宅の境界にも植えやすいです。

 5~6月ごろに白い可愛い花が咲き秋には赤い実がなるので目隠しだけでなく景観としても楽 しめます。 





■ 目隠しとしておすすめしない木


よく目隠しの木として紹介されるけれど、庭楽館ではあまりおすすめしない木もあります。


◆ 落葉樹

秋になると葉が落ち、冬には枝だけになってしまうため、**目隠しとしての効果が期待できるのは春〜夏のみ**。そのため、庭楽館では目隠しとして落葉樹を選ぶことはおすすめしていません。


◆ オリーブ

「おしゃれな庭にしたい」という方に人気のオリーブですが、目隠しとしては適していません。


オリーブは成長が早く、上に向かってどんどん伸びてしまうため、肝心の目隠し部分がスカスカになりやすいのです。


一時的にはおしゃれに見えても、数年後には「全然目隠しになっていない……」ということも。庭楽館では、長く快適に使える庭を考えて提案するため、オリーブは目隠しとしておすすめしていません。


シマトネリコ



 シマトネリコは成長が非常に速いため、放置するとすぐに大きくなってしまい最初は良くても数年後に目隠しにならなくことが多いです。また、大きくなりすぎるので数年後切ってしますとも多いです。


■ 目隠しの木を選ぶときのポイント

庭楽館では、お客様のライフスタイルや庭の環境に合わせて、最適な目隠しの木を提案しています。


「とにかく目隠し重視!」という場合と、「少し隙間があってもいいから、雰囲気を大切にしたい」という場合では、選ぶ木が変わってきます。


また、木の価格は「成長が早い=安い」「成長が遅い=高い」と単純に決まるものではなく、樹高や仕立て方、希少性、需要などによって大きく変わります。そのため、「目隠しの木を選ぶときは、価格よりも成長後の姿をイメージすること」が大切です。




■ 目隠しの木選びに迷ったら

庭木は、一度植えたら長く付き合うもの。特に目隠しとしての役割を期待する場合、「とりあえず人気の木を植えよう」ではなく、「数年後の姿まで考えて選ぶ」ことが重要です。


庭楽館では、お客様のご要望をじっくり伺い、庭の環境や管理のしやすさも考慮した上で、最適な木をご提案します。


「どの木を選んだらいいのかわからない」「手入れが簡単な目隠しの木が知りたい」——そんな方は、お気軽にご相談ください。


庭楽館は、長く快適に暮らせる庭づくりをお手伝いします。