温故知新
先祖から受け継いできた土地を子や孫にきれいな形にして譲りたいと、老夫婦からのご依頼。
プランニングのための聞き取りのお話しの中で、ご主人さまとの幼少期からの思い出や、お子様やお孫様への想いを聞かせて頂くうちに、故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る「温故知新」の言葉が頭に浮かび、この言葉をプランニングコンセプトとしました。
敷地内にあった石や木をできるだけ再利用し、枯山水の庭の素材に使用し昔からの思い出を残しました。
エントランスでは版築で門柱、三和土でアプロ―チと日本古来の伝統を現代に活かした技法で造作し、昔ながらの趣を今に伝える糸屋格子を玄関の目隠しに設置。
和の伝統を今に生かし、和の情緒あふれるエントランスに仕上げました。
御近所の皆様にも評判の庭となり、お施主様にも大変喜んで頂きました。