温故知新

先祖から受け継いできた土地を子や孫にきれいな形にして譲りたいと、老夫婦からのご依頼。

プランニングのための聞き取りのお話しの中で、ご主人さまとの幼少期からの思い出や、お子様やお孫様への想いを聞かせて頂くうちに、故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る「温故知新」の言葉が頭に浮かび、この言葉をプランニングコンセプトとしました。

敷地内にあった石や木をできるだけ再利用し、枯山水の庭の素材に使用し昔からの思い出を残しました。

エントランスでは版築で門柱、三和土でアプロ―チと日本古来の伝統を現代に活かした技法で造作し、昔ながらの趣を今に伝える糸屋格子を玄関の目隠しに設置。

和の伝統を今に生かし、和の情緒あふれるエントランスに仕上げました。

御近所の皆様にも評判の庭となり、お施主様にも大変喜んで頂きました。



版築門柱                                                          版築とは土をつき固めて土塀を作る古来から伝わる伝統的な工法です。本来の版築は強度を出すためにニガリや石灰を使用しますが、より強度を求められる現代では普通セメントを使用することが多いです。今回は地元兵庫県の山東産の真砂土と三木産川砂利、色粉を混ぜ風合いを出しました。



三和土(たたき)風仕上げのアプロ―チ.                                       三和土とは土と石灰と塩分(にがり)を混合して床に敷均し、叩き棒や叩き鏝を使って硬くなるまで付きかためて仕上げる伝統的工法。3種類の材料を混ぜ合わせることから「三和土」と 書きます。この三和土のもつ温もりをや柔らかさをそのままにに強度を強めて現代版に進化した材料でアプローチを施工。



タカショーさんの京町屋細格子と竜安寺フェンスで和の趣を演出





敷地内にあった石や木を生かして枯山水庭園に





エントランスをライティング。





アプロ―チはほのかなやさしい光で。正面に和風ライト



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